見えない工程にこそ、仕上がりの差が現れます。
きれいにする前に、正しく状態を知る
汚れの種類、塗装の厚み、傷の深さ、保管環境、
日頃の洗車方法まで確認したうえで、施工内容を組み立てます。
必要以上に磨かず、必要な部分には手間を惜しまない。
お車の将来まで考えた施工を心がけています。
予洗い
↓
クレンジング・洗車
↓
塗装状態の計測
↓
研磨・再洗浄
↓
コーティング施工
↓
最終確認・仕上げ
※施工メニューやお車の状態により、必要な工程や順番は異なります。
※すべてのお車に研磨を行うわけではありません。
STEP 01
まずはボディー表面に付着している砂やホコリ、泥汚れを、
水圧や洗浄剤を使って可能な限り取り除きます。
汚れの量や種類に応じて、必要な場合は
スノーフォームを使用して汚れを浮かせます。
最初からスポンジやクロスで強く触れるのではなく、
接触洗車の前に汚れを減らすことで、
洗車時に傷が入るリスクを抑えます。
POINT
スノーフォームは、すべてのお車へ必ず使用するものではありません。
汚れの状態を見極め、必要な洗浄方法を選択します。
STEP 02
通常のシャンプー洗車だけでは落とせない汚れを、
専用ケミカルを使用して種類ごとに分解・除去します。
塗装面に付着する汚れには、
油脂汚れ・水アカ・スケール・鉄粉・虫汚れ・ピッチ・タールなど、
さまざまな種類があります。
すべてを強い洗剤や研磨で落とすのではなく、
汚れの性質に合ったケミカルを選び、
塗装への負担を抑えながら丁寧に除去していきます。
POINT
汚れを残したまま磨くと、正しい塗装状態を判断できません。
研磨を行う前のクレンジングは、仕上がりを左右する重要な工程です。
✓ 油脂汚れ・ワックス残留物
✓ 水アカ・スケール・雨ジミ
✓ 鉄粉・ブレーキダスト
✓ 虫の死骸・鳥フン
✓ ピッチ・タール
✓ 古いコーティング剤や簡易撥水剤の残留
STEP 03
洗浄後の塗装面を専用照明で確認し、
洗車傷・水シミ・塗装のくすみ・補修跡などを確認します。
必要に応じて膜厚計を使用し、
塗装の厚みを複数箇所で測定します。
さらに光沢度計なども活用しながら、
現在の塗装状態と研磨後に目指す仕上がりを判断します。
お見積り時に計測している場合でも、
施工前に再度確認を行い、安全な施工につなげます。
なぜ塗装の厚みを測るのか
自動車の塗装には限りがあります。
過去に研磨や補修が行われている場合や、
パネルごとに塗装状態が異なる場合もあります。
現在の状態を把握せずに強く磨くのではなく、
塗装をできるだけ残しながら美しさを引き出すために、
計測と目視確認を行います。
STEP 04
塗装状態に合わせて、機械・研磨剤・バフを選択し、
必要最小限の研磨量で塗装表面を整えます。
傷をすべて追いかけて深く磨くのではなく、
塗装の厚みや傷の深さ、車両全体のバランスを確認しながら、
艶と透明感を引き出します。
研磨後は、研磨粉や油分を残さないよう再度洗浄し、
コーティング施工に適した塗装面へ整えます。
POINT
深い傷や塗装内部まで進行したシミは、
塗装を守るために、あえて完全除去を行わない場合があります。
研磨は、塗装表面をわずかに整えることで、
傷やくすみを目立ちにくくする作業です。
強く磨けば、一時的に傷が消えたように見えることがあります。
しかし、自動車の塗装には限りがあるため、
将来の再施工や長期的な維持まで考えると、
必要以上に塗装を減らすことはおすすめできません。
傷を消すことだけを目的にするのではなく、
塗装を守りながら、車両全体を美しく見せることを大切にしています。
STEP 05
塗装面を整えたあと、施工環境を確認しながら、
コーティング剤を均一に塗布します。
コーティングは、名称や価格だけで選ぶものではありません。
屋内保管か屋外保管か、洗車頻度、走行距離、
お客様が希望する撥水状態や日頃のお手入れ方法を考慮し、
お車に適したコーティングをご案内します。
塗布後は拭き残しやムラがないか確認し、
必要な硬化時間を確保して仕上げます。
撥水の強さだけで選びません
強く水を弾く仕上がりを好まれる方もいれば、
水滴がまとまり過ぎない自然な撥水を好まれる方もいます。
見た目の好みだけでなく、保管環境や洗車頻度も考慮して、
維持しやすい仕上がりをご提案します。
STEP 06
既に使用されているお車を施工する場合は、
必要に応じてオゾン発生器を使用した車内消臭を行います。
車内に残る生活臭や使用臭を軽減し、
外装だけでなく車内も気持ちよくお返しできるよう整えます。
オゾン消臭が必要ない場合は、事前にお申し付けください。
※ニオイの原因や車内の状態によって、効果には差があります。
※すべてのニオイを完全に除去することを保証する施工ではありません。
※強いニオイや汚れがある場合は、別途室内清掃が必要になる場合があります。
FINAL CHECK
コーティングの拭き残しやムラ、細部の汚れ、
窓ガラス・ホイール・ドア内側などを確認します。
施工後の状態を確認したうえで、
お客様へ日頃のお手入れ方法や洗車時の注意点をご説明し、
お車をお引渡しいたします。
洗浄と下地処理だけでも
基本的に丸一日
汚れが強く固着している場合は、
洗浄工程だけで2〜3日必要になることもあります。
早く仕上げることを優先すると、
本来必要な洗浄や確認作業を十分に行えない場合があります。
汚れを無理に落としたり、必要以上に研磨したりせず、
お車の状態に合った方法で丁寧に進めるため、
十分なお預かり期間をお願いしています。
新車だからといって、何もせずにコーティングを塗布できるとは限りません。
製造・輸送・保管・納車準備の過程で、
油分・鉄粉・水ジミ・保護剤・軽微な傷などが付着している場合があります。
新車の場合も塗装状態を確認し、
必要な洗浄と下地処理を行ってからコーティングを施工します。
状態が良ければ無理な研磨は行わず、
新車の塗装をできるだけ残した状態で仕上げます。
✓ 汚れの種類を見極めてから作業すること
✓ 塗装状態を計測し、必要以上に磨かないこと
✓ お客様の保管環境や洗車頻度まで考慮すること
✓ 見た目だけでなく、維持しやすさも大切にすること
✓ 施工できない傷や劣化について正直に説明すること
✓ 一台一台に必要な時間を確保すること
簡単に見える作業ほど、奥が深い
洗う。磨く。塗る。拭き取る。
言葉にすると、どれも簡単な作業に聞こえるかもしれません。
しかし、美しく仕上げるためには、
適切な施工場所・照明・道具・知識・経験、
そして一台と丁寧に向き合う時間が必要です。
完成した艶だけでは見えない、
その前の工程まで大切に施工いたします。
この下の動画では、洗浄や研磨など、
普段は見ることのできない施工工程をご紹介しています。
完成後の写真だけでは伝わらない、
一台を仕上げるまでの作業をご覧ください。
コーティングや研磨について分からないことも、
まずはお気軽にご相談ください。
ご相談・お見積りは無料です。
施工中は電話に出られない場合がございますので、
LINEでのお問い合わせが最もスムーズです。